中小企業のM&A・事業売却のためのリーガルコンシェルジュ

M&A専門の仲介会社などについて知りたい

SUMMARY

・ いわゆるM&Aの仲介会社等にも様々な形態があります。
・ 依頼するにあたっては、何をどこまで対応してくれるのかや、報酬基準などを事前にきちんと確認することが重要です。
・ 仲介会社によって、得意な業務、分野、業界など、それぞれ特徴もあるので、自社のニーズに合う会社を見極めて依頼するのが望ましいです。

1.仲介会社等の役割について

M&A専門の仲介会社などは、その数も種類も多く、近年は新規に参入する会社も増えています。
M&A専門の仲介会社等に求められる主な役割は、以下の2つといえます。

① M&Aの相手先探し
候補先の探索、マッチング、企業概要書やインフォメーションメモランダムの作成、基礎的な企業価値算定など。

② 取引成約に向けた相手先との調整、M&A取引実務の補助
協議交渉の仲介、各当事者や専門家チームとの調整、契約やクロージングの手続補助等。

 

そして、一般的には、いわゆる「仲介会社」と「アドバイザー」のどちらかに分類されることが多いといえます。

(ただし、この分類の境界線も曖昧です)

「仲介会社」:
売り側と買い側の双方から依頼を受け、中立的な立場として、上記①②を中心した業務を行う

「アドバイザー」:
売り側と買い側のどちらか一方だけから依頼を受け、上記①②を中心とした業務を行う

なお、①の相手先探しに関しては、事業引継ぎ支援センターといった公的機関にも相談できるほか、最近では、IT技術を駆使してマッチングを行うプラットフォームなども登場しています。10年前に比べると、マッチングのハードルは飛躍的に下がってきている印象です。

 

2.選定、依頼にあたっての心構え

M&A専門の仲介会社等に関しては、基本的に何らかの法的資格が定められているわけではありません。
例えば、不動産取引に関しては宅地建物取引業、金融商品に関しては金融商品取引業、といった業規制がありますが、いまのところM&A仲介の業界では、直接的に法律で定めた業規制はありません

このため、M&Aにかかわる事業者の呼び名は、仲介やアドバイザーのほか、マッチングや、FA(ファイナンシャルアドバイザー)、M&Aコンサルタントなど、様々です。
業務内容や範囲、料金体系も、各社により異なります。

そこで、M&A専門の仲介会社等に業務を依頼する場合には、
 ・ 対応してくれる業務の種類、内容、範囲
 ・ 料金体系および支払条件
 ・ その会社が得意な業務、分野、業界
といった点をあらかじめ確認することが重要です。

特に業務内容や報酬については、不明点を残さないようきちんと説明を受け、さらに説明内容がきちんと契約書に反映されていること、を必ず確認することが肝要です。

大半の経営者様・オーナー様にとって、M&Aは一生に一度、人生を左右する取引といっても過言ではないと思います。
そのようなM&Aでの主要な役割を任せる業者選ぶのですから、納得がいくまで十分な説明をうけ、資料等を求めるべきです。

特に契約内容(業務の範囲や内容、期間)や報酬等(算定基準等報酬体系、支払時期、支払条件)については、必要に応じて他の業者や専門家からセカンドオピニオンを得ることも有効です。

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